3月22日、ラウル・フロレンティン・アントラ大使は、昨年11月に第2次岸田内閣に再入閣された上杉謙太郎 外務大臣政務官を表敬訪問しました。
上杉政務官から、昨年2度、アスンシオン市と東京で行われた日パラグアイ外相会談は、両国の良好な関係の証である事を述べました。この機会にフロレンティン大使から、日本の食糧安全保障に貢献する食糧供給国としてのパラグアイの可能性を強調しました。
上杉政務官は、パラグアイが大阪万博2025への参加を確定した事に感謝し、今後も両国に利益をもたらす二国間アジェンダをさらに推進するために、将来のハイレベル訪問を促進することに関心を示しました。
また、フロレンティン大使と上杉政務官は、日本とパラグアイは共通の価値観を共有している事から、人権を尊重した自由で民主的な世界を保障するために協力することに一致しました。
一方、フロレンティン大使は、メルコスール議長国であるパラグアイの優先事項に触れ、メルコスールと日本の関係を深めるという観点から、今後の協議の重要性を強調し、その結果は日本とメルコスールを構成する国々の双方にとって非常に有益であると述べました。
最後に上杉政務官は、2011年の東日本大震災発生時にパラグアイが日本に大豆を届け、100万丁の豆腐が作られた事を振り返り感謝の意を表明し、できるだけ早くパラグアイを訪れたいとの意向を示されました。